TOP > 過去問 > 電験三種 > 機械
過去問・問題一覧
DENRISE / デンライズ

電験三種(第三種電気主任技術者)
機械 過去問・問題一覧

全6問・解説つき(無料)


q3022

次の文章は、誘導電動機の始動に関する記述である。 a. 三相巻線形誘導電動機は、二次回路を調整して始動する。トルクの比例推移特性を利用して、トルクが最大値となる滑りを(ア)付近になるようにする。具体的には、二次回路を(イ)で引き出して抵抗を接続し、二次抵抗値を大きな値に調整する。 b. 三相かご形誘導電動機は、一次回路を調整して始動する。始動時はY結線、通常運転時はΔ結線に切り替える方法、(ウ)を電源と電動機の間に挿入して始動時の端子電圧を下げる方法、及び(エ)を用いて電圧と周波数の両者を下げる方法がある。 c. 単相誘導電動機では、主コイルとは(オ)が異なる電流が流れる補助コイルやくま取りコイルを固定子に設けて始動する。 空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものは。

(1) (ア)1 (イ)スリップリング (ウ)始動抵抗器 (エ)始動コンデンサ (オ)周波数
(2) (ア)0 (イ)整流子 (ウ)始動抵抗器 (エ)始動コンデンサ (オ)位相
(3) (ア)0 (イ)スリップリング (ウ)始動補償器 (エ)インバータ (オ)周波数
(4) (ア)1 (イ)スリップリング (ウ)始動補償器 (エ)インバータ (オ)位相
(5) (ア)1 (イ)整流子 (ウ)始動抵抗器 (エ)インバータ (オ)位相
正解: (4)
巻線形は始動時(滑り1)に最大トルクが出るようスリップリングから二次抵抗を調整します。かご形は始動補償器による減電圧始動やインバータ始動があり、単相機は主コイルと位相の異なる電流で回転磁界を作ります。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3023

あるかご形三相誘導電動機を定格電圧でY-Δ始動したところ、始動トルクは49.0 N・mであった。また、Δ結線での全電圧始動時(定格電圧)の始動トルクは定格運転時の210%である。この電動機の定格運転時のトルクの値[N・m]として、最も近いものは。

(1) 16.3
(2) 23.3
(3) 28.3
(4) 40.4
(5) 70.0
正解: (5)
Y-Δ始動の始動トルクは全電圧始動の1/3なので、全電圧始動トルクは49.0×3=147 N・m。これが定格トルクの210%にあたるため、定格トルクは147÷2.1=70.0 N・mです。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3024

次の文章は、ステッピングモータに関する記述である。 「ステッピングモータはパルスモータとも呼ばれ、駆動回路に与えられた(ア)に比例する(イ)だけ回転するものである。このモータはパルスを周期的に与えたとき、そのパルスの(ウ)に比例する回転速度で回転し、入力パルスを停止すれば回転子も停止する。パルス当たりの回転角度を(エ)という。永久磁石形ステッピングモータでは、無通電状態でも回転子位置を(オ)が働く特徴がある。」 空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものは。

(1) (ア)パルス数 (イ)回転速度 (ウ)周波数 (エ)移動角 (オ)保持する力
(2) (ア)パルス数 (イ)回転角度 (ウ)幅 (エ)ステップ角 (オ)追従する力
(3) (ア)パルス数 (イ)回転角度 (ウ)周波数 (エ)ステップ角 (オ)保持する力
(4) (ア)周波数 (イ)回転角度 (ウ)幅 (エ)ステップ角 (オ)追従する力
(5) (ア)周波数 (イ)回転速度 (ウ)幅 (エ)移動角 (オ)追従する力
正解: (3)
ステッピングモータはパルス数に比例した回転角度だけ回り、パルス周波数に比例した速度で回転します。1パルス当たりの回転角がステップ角で、永久磁石形は無通電でも位置を保持する力が働きます。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3025

次の文章は、電力用コンデンサに関する記述である。 「誘電体には、広い面積にわたり厚さが均一であること、適当な機械的強度を有すること、誘電率が(ア)その温度変化が少ないこと、誘電正接が(イ)、絶縁抵抗及び絶縁耐力が(ウ)こと、耐熱性・長期安定性に優れていることなどが求められる。電力用コンデンサの(エ)点検としては、油漏れ、発錆、がいしの汚損、容器の変形、端子部の過熱などの確認を行う。また、数年ごとあるいは異常発生時に行う(オ)点検として、静電容量・損失の測定、絶縁抵抗測定、耐電圧試験などを実施する。」 空白箇所(ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものは。

(1) (ア)高く (イ)大きく (ウ)高い (エ)日常 (オ)特別
(2) (ア)高く (イ)小さく (ウ)高い (エ)日常 (オ)特別
(3) (ア)高く (イ)小さく (ウ)低い (エ)特別 (オ)日常
(4) (ア)低く (イ)大きく (ウ)高い (エ)特別 (オ)日常
(5) (ア)低く (イ)大きく (ウ)低い (エ)特別 (オ)日常
正解: (2)
コンデンサの誘電体には誘電率が高く、損失を表す誘電正接が小さく、絶縁抵抗・絶縁耐力が高いことが求められます。外観確認は日常点検、測定・試験を伴うものは特別点検です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3026

単相変圧器の一次側に電流計、電圧計及び電力計を接続して、短絡試験を行う。二次側を短絡し、一次側に定格周波数の電圧を供給し、電流計が30 Aを示すように一次側の電圧を調整したところ、電圧計は150 V、電力計は1350 Wを示した。この変圧器の一次側からみた漏れリアクタンスの値[Ω]として、最も近いものは。 ただし、変圧器の励磁回路のインピーダンスは無視し、各計器は理想的な計器であるものとする。

(1) 1.50
(2) 3.50
(3) 4.77
(4) 5.00
(5) 5.22
正解: (3)
インピーダンス Z=150÷30=5 Ω、抵抗 R=P/I²=1350÷900=1.5 Ω。リアクタンスは X=√(Z²−R²)=√(25−2.25)≒4.77 Ωです。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3027

電力変換装置では、各種のパワー半導体デバイスが使用されている。パワー半導体デバイスの定常的な動作に関する記述として、誤っているものは。

(1) IGBTと逆並列ダイオードを組み合わせたデバイスは、IGBTにとって順方向の電流を流せる期間をオンのゲート電圧で決められる。逆方向の電圧が印加されるとゲート状態にかかわらず逆並列ダイオードに電流が流れる。
(2) ダイオードの導通、非導通は、そのダイオードに印加される電圧の極性で決まり、導通時は回路電圧と負荷などで決まる順電流が流れる。
(3) サイリスタは、オンのゲート電流が与えられて順方向の電流が流れている状態であれば、その後にゲート電流を取り去っても、順方向の電流に続く逆方向の電流を流すことができる。
(4) オフしているパワーMOSFETは、ボディーダイオードを内蔵しているのでオンのゲート電圧が与えられなくても逆電圧が印加されれば逆方向の電流が流れる。
(5) オフしているIGBTは、順電圧が印加されていてオンのゲート電圧を与えると順電流を流すことができ、その状態からゲート電圧を取り去ると非導通となる。
正解: (3)
サイリスタはゲート電流を取り去っても順方向電流は維持されますが(ラッチ動作)、逆方向の電流は流せません。「逆方向の電流を流すことができる」が誤りです。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械科目(2026年3月22日実施)(一部改変)

この分野を1問ずつ演習する → 年収・資格・キャリア情報を公式LINEで毎週受け取る →